オコチョ!’s blog

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今年の高校サッカーが終わってしまった

今年の高校サッカーが終わってしまった。


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高校生にとって夢のような時間はあっという間に過ぎていってしまう。

開会式を行い、1回戦が繰り広げられていたのがもう遠い昔のように感じられる。

第97回全国高校サッカー選手権大会は流通経済大柏と青森山田の激闘の末、青森山田高校の優勝で幕を閉じた。

ああなんかさみしいなあ、また来年もまでお預けかあ。

しみじみしててもしょうがないので軽く試合レポートと今大会の総括。

 

 

 

決勝戦は互いに持ち味を出し合う好ゲームとなったが結果は31。

流通経済大柏が関川郁万の豪快ヘッドで先制するも青森山田の檀崎竜孔の2ゴール、最後に小松選手の駄目押し弾で勝負は決した。

セットプレーからの1点の流経に対して青森山田は全て流れの中からゴールを奪った。

準決勝の両チームの試合を見る限り、力は互角だと思っていたが実際に対戦すると青森山田の方が要所要所で上回っていた。

チームとしての連携もそうであり、個の力の部分も大きかったのではないかと思う。

序盤はダイナミックなシンプルな攻撃でロングスローやセットプレーから流経が青森山田ゴールを脅かし関川郁万選手のダイナミックヘッドで先制ゴールを挙げる。

しかし青森山田も焦ることなく試合を進める。

流経はいつものように果敢にプレスをかけるが青森山田はプレッシャーの中でも一人一人がボールを失うことなくキープし突破もできる、さらに精度の高いボールを前線に当てて攻撃を展開していく。

前線の選手もシンプルかつ、早めにボールをはたき、上がってきた他の選手に前を向いた状態でボールを運べるような状況を作り、流経DFの取り所の的を絞らせない。

流経はいつもの試合では取りきれるであろう場面でボールを奪えず、取り所をはっきりさせることができず、後手に回る展開が続く。

中でもバスケス・バイロン選手のドリブルは切れ味鋭く、パワーもあるので1、2人は確実に抜いていた。あのあたりの個の力はすごいですね。

その中で守備のDFラインの綻びを佐々木選手が抜け出し、ボールを運びクロス。詰めていた檀崎選手がゴールに押し込み同点。

後半になってからも前半から持ち味のドリブルからチャンスを演出していたバスケス・バイロン選手のドリブルからゴールが生まれる。

縦に仕掛けて相手が食いついたところを切り返し、左足で中にクロスを上げると見せかけてさらに切り返し、完全に抜き去る。一発目の切り返しが深買ったので絶対折り返すと思ったところを一発目よりさらに深い切り返しをするあたりはDFからすると絶望的状況。

完全に抜き去り、中央走り込んだ檀崎選手へアシスト。ゴール

セルジオ越後的に言うと「99.9%バスケスのゴールです」

最後は前がかりになった流経DFラインの裏をとり、小松選手がゴール!

青森山田が2度目の全国制覇!

青森山田は檀崎選手、バスケス・バイロン選手、武田選手など個の力で明らかに違いを見せていた。流経もセットプレーからチャンスを作るがゴールをこじ開けることができなかった。流経は1、2年生が結構いたので来年にまた期待。

 

 

個人的に今年は会場で観れた試合が少なかった。

開幕戦の駒澤VS那覇西、岡山学芸館VS遠野、青森山田VS尚志、流通経済大柏VS瀬戸内

本大会はこの4試合だけ。録画含めたらもっといくけど。

面白かった試合を上げるとすると1回戦の東福岡VS浦和南ですかね。

ゴールが多かったってのもありますけど東福岡のいいところが全部出たような試合でした。

東福岡のお家芸的なサイドアタッカーに当てるライナー性の早いパスからのスピードあふれる展開は見てて面白かった。

あと米子北VS国士舘ですかね。

米子北の佐野海舟選手は本当に上手い!どこにでも現れてセカンドボール取るし、取ってからも冷静にちゃんと繋げるし、将来楽しみです!

 

 

 

近年の高校サッカーはプレスが主流となっていて選手個々の技術を活かす場面が少なくなり、華やかなプレーが見られる機会はグッと減ってしまったような気がするけど、

そこで求められるのがボールを止める、蹴るの基本の部分だったりする。

なんとなくはできるけど、突き詰めてみればできてないことも多かったりするし、

そこがどれだけちゃんとできてるかが大きな差になってたりもする。

その点においてはやっぱり青森山田は全員の基本能力が高かったので今回の優勝は本当に実力で勝ち取ったものだったのではないでしょうか。

もちろんゴリゴリのテクニシャンとかがいたら面白いし、それも見たいとは思うけど基本があってこその応用ですからね!

 

 

なにはともあれ今回の大会は終わってまた来年までお預け!

今大会で活躍した選手の中にはプロに行く人はぜひ活躍してほしいし、大学経由でプロの舞台に上がってくる人もいるだろうから楽しみ。

尚志の染野選手とか桐光学園の西川選手はまだ2年、来年の注目選手であることは間違いなしなので楽しみですね!

サッカー、フットサル系のネタはちょこちょこ書いていこうと思っていますのでまた興味ないがあれば見ていってください。